628-舞台『アーモンド』感想!(ほぼネタバレなし)
こんばんはかえるマニアです。
さて先日、配信にて舞台『アーモンド』という作品を見させていただきました~~!!!!
🦋舞台『アーモンド』🦋
— conSept アーモンド@シアタートラム2/25-3/13 (@consept2017) 2022年2月5日
2月25日(金)~3月13日(日)シアタートラムhttps://t.co/ghJesXvegf
ー誰かと繋がっているようで、 誰とも繋がっていない 現代の不安を 抉るー#アーモンド舞台 #ストプレ#長江崚行 #眞嶋秀斗 #智順 #伊藤裕一 #佐藤彩香 #神農直隆 #今井朋彦#本屋大賞 #ソンウォンピョン pic.twitter.com/PHVJ7kjkmU
長江崚行くんと眞嶋秀斗くん、そして伊藤裕一さんが出ているということで以前から気になっていたので、滑り込みで配信を見ましたよ!(チケットを取った日程が中止になり、その後の公演日程は予定があったので配信という選択肢しかなかった)(眞嶋くん元気になって良かったです)
そして面白かったです!!!見る前にTLで泣いている人の感想ばっかり流れてきたのでほぉ~?と思っていたのですが、さすが本屋大賞の原作と実力派俳優たち!!!見事に綺麗で泣ける作品でした.....!!!
と!いうことで!本日は舞台『アーモンド』の感想を書いていきたいと思いますよ~~~~!!ちなみのこのお話は作品を見て自分で感じて欲しいのでネタバレはありません!ふわっと書いていきます!!
では早速!
まだ見れていない方は13日昼公演(B=ユンジェ:眞嶋/ゴニ:長江)が15日いっぱいまでアーカイブが見られますのでぜひ!!!!
https://www.e-get.jp/webapex32/lpt/program.jsp
『アーモンド』とは
『アーモンド』は韓国のソン・ウォンピョンが原作の2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位になった小説作品です。韓国の小説ってなかなか日本では目にしませんが、それが本屋大賞までも取るってなかなかすごいことですよね!!
あらすじとしては、
感情を司る脳の部位、偏桃体(形状が似ていることから、原作内ではアーモンドと表現される)が人より小さく、怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。祖母は彼を“かわいい怪物”と呼んだ。母親は感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」などの感情を丸暗記させることで、なんとかユンジェを“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。
そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母親が通り魔に襲われ死傷したときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。事件によって母親は植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちに。
そんなとき現れた、もう一人の“怪物”ゴニ。激しい感情をもつその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく――。
"怪物"と呼ばれる失感情症の主人公ユンジェが、こちらも"怪物"と呼ばれる激しい感情を持ったゴニと出会い、未来へ進んでいく物語です。
舞台『アーモンド』ではこのユンジェとゴニを長江崚行くんと眞嶋秀斗くんが役替わりのWキャストで演じています!これもなかなか挑戦的だと思うのですが、ユンジェとゴニってもう正反対の役を、回替わりで演じるってとてもじゃないけど難しいように思います.....!!それでもこのお二人、素晴らしい俳優さんたちなので心配はいらないですがね!!(なお昔からのオタク、この二人が昔同グループに所属していたことがある(※東西)ので沸いている)
ここからが感想です
ぴったりなキャスティング
私は原作未読なのですが、見れば見るほどキャストがはまり役すぎて.....!!
私が見た回は10日(木)の夜公演A(ユンジェ:長江/ゴニ:眞嶋)だったのですが、これはAだわ.....................またBを見れば印象が変わるのかもしれませんが、まだ私は長江ユンジェと眞嶋ゴニを愛でていきたい......................!!!!くらい私にとってはA版が最高キャスティングでした!!
普段のお二人を、お二人が演じている役柄を見ていると、どちらかというと崚行のほうが感情を荒々しく前面に出す役、秀斗くんのほうが無表情でなにを考えている役のイメージがあったんですよ....!だからこそ真逆の役が新鮮さもありつつ見事な演技力で表現されていて最高でした!!!!長江ユンジェに関してはちょっと言いたいことがたくさんあるので後述しますね
そして驚きなのが"おばあちゃん"役伊藤裕一さん!!!!おばあちゃん役?!??!!!伊藤さん男じゃん!!!!!と見る前は本当か??正気か??と疑っていたのですが、これがなんともまぁ合うこと合うこと....................!!!!
(長江崚行&眞嶋秀⽃が2役を役替りのWキャストを務める舞台「アーモンド」が開幕!BTSオススメの人気小説が原作、3/9・10・13には配信も実施! | スマートボーイズ (sumabo.jp) より)
韓国ならではの気象の荒い強めなおばあちゃんがそこにいました。しかもそれでいて芯には愛があるんですよ伊藤さんのおばあちゃんは............ユンジェと、母さんとおばあちゃんが手を繋いで歩いているところは心があったかくなりました。
他のキャストさんは私今回が初めましてだったのですが、皆さん個性的ながらも最高でした....!!!個人的には智順さん演じる美麗ながらも気が強くて優しい母さんと、今井朋彦さん演じるどこか不思議なオーラを出しつつも頼りがいのあるシム博士がお気に入りです。
母さん........最初数分で絶望したけど最後に希望を持てたので良かった.......
感情のない役ゆえ
そして長江ユンジェ!!!!!ユンジェ.................................可愛いね............................うう.....................BIG LOVE............................
Aでは長江崚行くんが演じるユンジェは失感情症。感情を表せないというよりかは、感情そのものが無い役どころです。無表情でミステリアスな役は多いですが、感情そのものがない役は珍しくどんなふうに演じるのだろうと思いましたが、それはもう淡々に、けれども前を向いているユンジェが素晴らしかった.................!
繊細さがあるわけではないけれど、感情が無いなりにそれなりに生きているという感じがひしひしと感じられるのが最高.......................
なにも思わないので何をすることもなくしゃがみこんでじーーーーっと見ている姿がまた可愛かったりするんですよ。
そして、感情がないゆえに好奇心というか興味があるというか、怖いもの知らずでなんにでも突っ込んでいくというのが意外でしたが、それもまたユンジェの魅力......!!ゴニに殴られているところではこっちがハラハラしてしまいました!!(いっつも作品を見るたびに崚行は殴られるのが身軽で上手だなぁと思っています)(殴られ上手)(褒めてる)
個人的ユンジェの大好きポイントはここです。
人の顔面から目を離すことなく見つめているところです。相手の感情が分からないからなのでしょうけれど、どんな体勢でも見つめていて可愛いです。
感情の成長
そしてそんなユンジェに感情が芽生えていくこの過程のお話が泣けるんですよ........................................!!!!!!!
目の前で起こった死にさえなにも思わなかったユンジェがゴニと出会うことによってこんなにも変わるなんて.....................................最初は母さんとおばあちゃんを襲った通り魔の気持ちを知りたいからという理由で、近い性格のゴニに近づいていくも、徐々に友達としてゴニを知りたいという気持ちになるの...................................エッモ..................................................................えぇ........................................すげぇやゴニ...............
(⻑江崚行・眞嶋秀斗ら出演、舞台『アーモンド』が3・9から公演再開 - モデルプレス (mdpr.jp) より)向か合っているんですよね。
ユンジェがユンジェなりにゴニに向かい合っているとき、ゴニもゴニなりにユンジェに向か合っているんですよね。ユンジェは感情が無くて表せないけど、ゴニは感情が有りすぎて表せないけど、正反対な二人だけど、きっと心の底では思いあった結果のラストなんだよなぁと思うと、しんどさもありながらすっごく泣けました.....................!
そしてそして~~~~~????まさかのラブコメ要素もあるんか~~~~い!!!
この感情の無いユンジェにとって恋愛感情はもうお祭りレベルの出来事じゃないですか?!!!???!佐藤彩香さん演じるお相手のドラはサバサバしつつも気遣いが出来る可愛い女の子で、これはこれはまさか....??と思っていたら相思相愛だったので嬉しい限りです.........!!それを言葉じゃなく歩み寄っていくのが素敵.......!!
ほんとにめでたい!!!!!(それはともかく推しのキスシーンはドキドキする)(そんなことよりドラと背が同じくらいで可愛いなと思うオタク)
世界観と怪物の表現
そしてこの素敵な作品がもっと素敵になっているのが舞台セットと音楽で表す世界観!!
(長江崚行&眞嶋秀⽃が2役を役替りのWキャストを務める舞台「アーモンド」が開幕!BTSオススメの人気小説が原作、3/9・10・13には配信も実施! | スマートボーイズ (sumabo.jp) より)
薄暗い舞台の上に、何本もある柱と無機質な机や椅子、周りに散乱している古本がミステリアスな感じを出しながらも、後ろからの照明でたまに暖かくなる感じがとっても素敵...........!!しかも、最後まで気づかなかったのだけれど、まさかの音楽が生演奏!!カーテンコールで楽器持った方が出て来て、通りで重く透明に響く音だったんだなぁと納得しました。これは劇場で観たかった..............!!
そして結構衝撃的だったのですが、表現の仕方が、というか演出の仕方が素晴らしいけどしんどいところが多かったです.....!!(褒めてる)
そう、するか~~~というようなシーンが多くて、それがダイレクトに来るのが印象的でした。
ということで舞台『アーモンド』の感想を書いてきましたが!!!まじでふわっとしてるしネタバレなかったのでちゃんと伝わってるか不安です!!!
少し前に見たので記憶も曖昧で申し訳ない!!!もう一度ちゃんと見たいし、いつか長江ユンジェを愛でて愛でて愛で終わったときに眞嶋ユンジェも見てみたいです!!!!
本当に一回は見て欲しい作品だし、ネタバレを見る前に自分で咀嚼して感じるのがめちゃくちゃ楽しい作品だと思います.....!!!ぜひ観て欲しいです......!!!!!私も普段2.5次元作品ばかり観ている人間ですが、久しぶりに生の人間を感じたというか、心に響く作品でした。とてもおすすめです。
まだ見れていない方は13日昼公演(B=ユンジェ:眞嶋/ゴニ:長江)が15日いっぱいまでアーカイブが見られますのでぜひ!!!!
https://www.e-get.jp/webapex32/lpt/program.jsp
ではまた!