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453-王室教師ハイネ完結!ネタバレあり感想

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こんばんはかえるマニアです。

 

さて先日、月刊Gファンタジーで連載されていた赤井ヒガサ先生の王室教師ハイネが完結致しまして、最終巻が発売されました!

 

アニメから入って一気にミュージカルで沼にはまり、漫画を集め出した今日この頃....やっと先日漫画全巻が手元に揃ったので、今日はずっと読みふけっていましたよ!

最初の方から復習すると時間かかる~!でも面白いからドンドン先に行ってしまって残り巻数が少ないことを恐れてしまう..............!!という時間を乗り越えて、ついに!

 

読み終わりました~~~~~~~~!!!!!

 

 

良かったねぇ~~~という気持ちと、終わってしまった..............という気持ちがずっとグルグル渦巻いているので、本日はこちらの感想を書いていきたいと思います~~~~!

 

ですので、

ネタバレありです!!ご注意ください!!!!

漫画の重要なネタバレはふせったー使ってます)(誰でも見れます)

(アニメのネタバレはありです)

 

 

では早速!

 

...........この先最終巻の内容含むネタバレします。まだ読んでいない方は漫画を読んでから見ることをオススメします。

magazine.jp.square-enix.com

作品自体を知らない方はアニメ・ミュージカルから入るのがオススメ!

anime.dmkt-sp.jp

anime.dmkt-sp.jp

 

 

...............読みました???

ではどうぞ!

 

 

後半まで明かされなかったアインスとエルンスト

アニメやミュージカル、漫画の前半部分を履修しただけではマジで第一王子アインスと侍従長ローゼンベルク伯爵が大っ嫌いだったのですが、後半に差し掛かると隠していた全貌が見えてきて、ちょっとだけ好感度があがりました。

そもそもアインスに関してはあんまりしゃべらず寡黙なイメージだったので、すらすら喋ると驚くのですが.........!にしても病弱か?と思わせた先の失恋だったとは............そしてなんて涙もろいの.................!?あんな老け顔の怖い顔の人間が泣いているとオタクはギャップでやられてしまう.........しかも相手の子が可愛い............し、完全に血筋を引いているのね.................

ローゼンベルク伯爵にいたってはこれまでの王子たちに策を投じていたのにも関わらずいっつも胡散臭くて嫌なヤツだったのですが、まさか口が超悪くて親友想いなヤツだったとは.....................というか私は口の悪い人間が好きなので.......暴言を吐きながらドアを蹴り上げたときは本当にもう見直しました。ショタのころも可愛くてね..............そもそもローゼンブルクの行動の元をたどればいつもその先にアインスがいて。アインスとの友情が彼を狂わせていたのであれば、それはもう仕方ないと思ってしまうのが友情もの大好き人間の嵯峨だね。アインスやカイが下の名前エルンストをとってエルと呼んでいるのがまた良かったです。

 

アニメ・ミュージカルと異なるハイネの過去

アニメではどこかでまとめなければいけないので、4人の問題が解決したらそのあとにハイネが犯罪人かもしれないという噂を調査する...という内容でしたが、漫画ではさらに間にいろいろあってからのローゼンベルクからの告げ口で発覚しました。王族しか入れない書庫にローゼンベルクは侵入してたしね。

ハイネが過去に国王暗殺の罪で投獄されていたのは事実でしたが、まさかハイネの身分自体が違ったとは................こりゃ驚き。

アニメではハイネはいわゆるストリートチルドレンのような子供たちの集団のリーダーで、地下水路に住み、幼い子たちのために盗みなどをする立場でした。

 

ヴィクトールが暗殺されかけた場面でも違いが。

アニメでは建国記念日かなにかで浮かれている街に外にこっそり出たヴィクトールを一緒にいたハイネが誘拐して殺そうとしたと思われ王国の護衛に打たれた.....という経緯でした。ハイネがヴィクトールに貰った時計を落としてしまったのも加味して、ただ一緒にいただけなのにハイネは罪を追わされました。

ちなみに漫画ではハイネの過去が公になることはなく、丸く収まったので本当に良かったです。

 

 

誰のために・何のために

この物語の見どころと言えば、やっぱり王子たちの成長。個人的にミュージカルⅡで何度も歌われている「誰のために学ぶのか 何のための強さなのか」をいつも思い出して、これこそがハイネのテーマなんじゃないのかな?と思ったりもします。

4人とも国王になるために学んでいるけれど、それぞれアプローチの仕方が異なって別々の目標を持つようになって、自ら行動するようになっていく姿を見てマジで嬉しく思うんですよね。ただの読者なのに。

軍学校に復学したカイは軍事に関して学ぶようになり、ドミストリー教授のもとに留学をしたブルーノはさらに勉学に励み、カフェミッターマイヤーでバイトしていたリヒトは王宮から出て庶民の暮らしを味わい、おバカだったレオンハルトはアデルの婚約者のおかげで語学を学ぶように。みんな別々のことがきっかけだけど、いろんなことを吸収して国王に活かそうとしているその姿勢が感動的です。

個人的にこの中でめちゃくちゃ好きなのがリヒト王子。推しはレオンハルトなのだけれど、リヒトが一番人間味があって葛藤もあって、なんだか応援したくなるんですよね。最初は王宮と街中で全然違うことが多くて文句も多いけれど、徐々に克服していって、さらには国民の声に耳を傾けたり、国王と同じように人種差別問題に行きあたったり...。店長に憧れて将来の自分に悩んだり、他人とは違う身分の差に嫌になったり....王族ならではの悩みのはずなのに、どうしてこんなに親近感を抱くのだろうか...?普通の子だから?それでもこの葛藤を武器にして前を向くリヒト、めちゃくちゃに愛せる...............

 

交友関係の広がり

王子たちの成長の中で重要になってくるのが、サブキャラクター。これまで王子たちは4人の王子たちだけで完結していたものが、ハイネをきっかけに様々なものに触れる機会があって、そのうちに友人もできるようになり、その友人と切磋琢磨することで成長していくんですよね。

カイの軍学校の友人エルマー、ブルーノの学友になったドミストリー教授の教え子のスメルジャコフ、リヒトのバイト先のカフェのオーナーであるフェリクスレオンハルトが喋りたいと思ったアデルの婚約者クロード。特にこの4人が王子たちの成長を支えていて、王室教師ハイネを語る上では外せない人物になったと思います。そもそも王宮外に友人が出来ただけでも喜ばしいことなのに!この4人は最後のスピーチにも来ていて、友情を感じました。

他にも、カイの許嫁ベアトリクスや、王子たちの母ティタニア王妃、ハイネの親友グスタフ、ミッターマイヤー2号店オーナーヘルマンなどなど... 濃いキャラクターたちが満載で、もっと見たかったなぁとも思いますね。

 

 

シリアスでも忘れないコメディ要素

最後のほうだと忘れがちなんですが、ハイネってコメディ要素のあるお話なんですよね。まぁ普通のお話、シリアスな回でも大体レオンハルトだけはコメディを突き進んでいるのですが......(レオンハルトのせいでクスリと笑ってしまいがち)

そして思うのですが、巻を重ねるごとにレオンハルトのお顔がマジできゅるきゅるになっていく................マジで可愛い.....完全に白百合................(?)ハイネのだらんぬ顔もこなれてきて、オチに使われていたのが最高でした。しかし後半は全く「教育的指導」がなくて、最後に出て来て「そうだった!完全に忘れてた!!」と思ったのは内緒です。

それでもたまに入っている完全ギャグ回には癒されます。大体ヴィクトールのせいですが。特にヴィクトールに髭を生やそうとする回は驚きましたし笑いました。そのくらい振り切ってもいいんですけどね!

 

次期国王とグランツライヒの未来

そしていよいよクライマックスの最終巻。グランツライヒ王国の次期国王を決めるとヴィクトールに言われる王子たち。判断材料にもなるスピーチを終え、誰が国王になっても協力していく宣言をした後日、ついにその時が.........!

物語的にも「やっぱりそうだよね現実を見ればね」という展開からの「キターーーーー!!」という感じで、読者を納得させつつも最高の展開に持っていったヒガサ先生は天才。

グランツライヒ王国の今と未来をみることができて、私は幸せだ。

 

 

 

 

というわけで本日は漫画『王室教師ハイネ』の感想を書いてきました~~!!ま~じで余韻から覚めぬまま、ずっとハイネのことを考えています。こりゃあ明日からミュの円盤を見るしかないな!!ところでミュージカルの音源CDっていつ出ます????待っているオタクがいるのではやく出してください。私より。

まぁそんなことは置いておいて、本当に面白い作品だったので(ここまできて読んでいない人はいないと思いますが)(はやく読め)本当に読んで良かったな、買って良かったなと思える作品でした!!!これからも読み返してハイネワールドもといグランツライヒ王国に行きたいと思います!グランツライヒ、万歳!!

ではまた!

 

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