174-大好きな小説を紹介する
こんばんはかえるマニアです。
昨日日記で書くことがないよ~泣と言って読んだ本をちょこっとご紹介したのですが、そういえばまだ大好きな本は紹介してないよな~と思ったので、今日は大好きな本をご紹介していきたいと思います!
●風が強く吹いている/三浦しをん
私が小学生の時に出会った本なのですが、とにかく面白かった!
陸上を諦めた走(カケル)が、竹青荘(通称アオタケ)のみんなと出会って箱根駅伝を目指すという物語です。まず普通にスポコンものにはずれはないですよね。頑張っている人の姿を見ると元気が出るのです....
このお話の面白いところはキャラクターの個性が強いところ!箱根駅伝なので主要キャラが10人いるのですがキャラが濃いい濃いい。主人公のカケルにヘビースモーカーのニコチャン、秀才のユキ、クイズ番組が大好きなキング、優しい神童、留学生のムサ、漫画オタクの王子、双子のジョージとジョータ、そして元凶でありもう一人の主人公ハイジ。この10人のノリと喧嘩と友情がたまりません。
実はアニメもやっていたのでここから入ってみてもいいかも。(尚私は口うるさい原作厨なのでアニメにあまり納得はしていない)
●ひきこもり探偵シリーズ/坂木司
ひきこもり探偵シリーズで発売されている「青空の卵」「仔羊の巣」「動物園の鳥」の3作品。ちょっとした日常の謎や事件をひきこもりの鳥井が解決している推理小説です。
鳥井の友人である坂木が主人公なのですが、全く事情のわかっていない坂木に指示を出して華麗に解決する鳥井の姿はまさにシャーロックホームズ。涙もろい坂木を見ると幼児化してしまう、というクセの強いキャラクターですが、オタク的には愛らしくてしょうがないのです。この作品の面白いところは、短編集だけれども後の作品に前出てきたキャラクターが出てくるところです。しかも成長した姿がみられるんですよね。それより後のお話はすべて後日談といっても過言ではありません。
とにかく面白いので、ちょっとしたミステリーが好きな方にはとてもオススメです!
●ソロモンの偽証/宮部みゆき
長編推理小説、ソロモンの偽証。
中学生のときに面白くて読んでいたのですが、最近めっきり読んでいないので正直あまり内容が記憶にありません....
でも何回も読むくらいだったし面白いのは確かなんです。このお話は3部に分かれていて、1部と2部が事件の内容、そして解決に行くまでの仕込みの部分なんですよね。この部分は正直かなり難しくて1冊を読むのに1週間は余裕でかかっていました。だけど、3部の解決の部分ではこれまで伏線として貼られていたもの、事件のすべてが明かされていくので、面白くて面白くて同じくらいの分厚さの本なのに1日で読み終わっちゃうんですよね。だから信じて...面白いんですこの本(必死)。
内容的には、とある中学校で起きた自殺が実は殺人事件ではないかと告発される。この事件の真相を探るべく、主人公の藤野涼子が学校で裁判を開く...という物語です(wiki見た)。
私も久しぶりに読みたいですね。
●海の底/有川浩
海上自衛隊が舞台となっているこの作品は、ある日いきなり横須賀米軍基地に海から謎の巨大生物が襲来してきて、それに逃げ遅れてしまった子供たちと海上自衛隊の夏木と冬原の物語。
ファンタジーだと思うでしょ?根っからのラブストーリーなんですよ。世のNL民は有川浩大好きだと思います。有川作品には決まってタイプの違う男性が2人出てくるのですが、ファンの中でどっち派かの論争を行うのもまた醍醐味ですね。ちなみに私は夏木派です。
●祝もものき事務所シリーズ/茅田砂胡
ぐうたらな探偵もどき事務所所長の百之喜太朗が、本人も無自覚な特殊能力(偶然何かに出くわす)と、愉快な友人たちとを駆使して事件を解決していくという物語。言ったでしょう私が日常的なミステリーが大好きであると!(このお馬鹿さんが!)
このお話の面白いところは何より事件に関わっている人物の親族がめちゃくちゃ多いということです。なんと家系図が本に載っているほどです。一見頭がこんがらがるのですが、最後にはあーそういうことか!とスッキリするので全く問題ありません。
そして友人たちが面白い!弁護士の雉名俊介、格闘家の犬槇蓮翔、舞台役者の芳猿梓、区役所職員の鬼光智也ともうまるでこれは桃太郎なのですが、事件を解決するにあたってまさに適材適所の働きをするところが必見です。特に梓。梓は私の推しの概念を作った人物といっても過言ではないので特に必見です。
このくらいですかね、特に記憶に残っている作品は。最近全然本に触れていなくて忘れてしまっている作品もあるとは思うのですが、思い出せないということはそんなに刺さったわけではないんだと思います!もし思い出したらしれっと追加するかもしれませんが笑
というわけで私の大好きな本をご紹介しました!知っている作品があったら「あぁこれ面白かったよな」と感じて頂き、知らない作品があった場合はぜひ読んでみてください!
ではまた。