428-VOY@GERを見て泣けてしまった夜
こんばんはかえるマニアです。
さて先日、アイドルマスターシリーズ15周年を記念したコンセプトムービー『VOY@GER』が公開されました!
ベッショベショに泣いてしまった.....
いろいろ言いたいことはあるんだけれど、やっぱりみんなが集まっている映像とかいつもの音楽を聴くと胸がいっぱいになって泣いてしまう。
今日はこのコンセプトムービーを見ながら感じたことを書いていきたいと思います。
※ここからスクショは全て
まずは....
アイドルマスターを好きになって良かったと思ったし、応援していて良かったと心の底から思いました。
まずこの思い出ムービーが泣けちゃうんですよ。私この類のものが苦手ですぐ泣いちゃうんですよね。ライブとかでもそう、、涙で前が見えなくなってしまうので嫌なのですが、これまでの歴史や思い出を振り返るとなんだか泣けてきてしまうのです。夢みたいに綺麗だからかな、、
それだけではなくて、冒頭にいつもの矢印の後に∞マークと『to the future!』が描かれたことによって"アイドルマスターまだまだは続いていくんだ"ということが強く表されている感じがして、なんだか泣いてしまいました。
アイドルマスターはことあるごとに10年後とか未来の話をする(オーディションで10年後も出来る?と聞かれる等)のですが、やっぱりソシャゲ戦国時代の今、いつゲームやコンテンツ自体が終わってもおかしくないんですよね。かろうじて今アイドルマスターというブランドがあるから成り立っているけれど、もしなかったら....ということまで考えてしまうほどに、コンテンツの未来って誰も分からない。しかもコンテンツ自体は人気があってもキャストになにかあったら?まだまだお元気の方が多いですが、そのいつかは絶対に来るはずです。
だからこそ、公式から"アイドルマスターは無限だ"というメッセージがあったのが少しほっとしたというか、きっと何があってもアイドルマスターのアイドル達を大事にしてくれるんだろうなと感じて、アイドルマスターを応援していて良かったなと思いました。
そしてやっぱりアイドルマスターらしいのが、歌詞に"君と一緒に行こう"というニュアンスの言葉がたくさん出てくること。このとき君=プロデューサーということと受け取れるのですが、いつだってアイドルたちはプロデューサーとともに進むことを選んでくれるんですよね。しかも対等な関係で。本来ならばプロデューサーがアイドル達に輝きの向こう側を見せる立場、連れていく立場なのに、アイドルマスターはアイドルが連れていきたいと願うだけでなく一緒に確かめに行こうというのがらしいですよね。まさにプロデューサーもといはファンたちとともに創り上げていくコンテンツなのだなぁと感じます。
また、各プロダクションの選抜メンバーが信号機とかユニットごとじゃなくて"本気の選抜"という感じがしてよかったです。このコンセプトに合った子たちを集めてきていることや、コンセプトムービー2021とついていることで、まだアイドルマスターはやる気なんだなと感じることができて、またこのような動画が生まれることを期待してしまいます。
そもそも各プロダクションから3人ずつ選抜された中に私が一番応援している315プロダクションがきちんと選ばれていることにまず嬉しさを感じました。
いろんなところで蚊帳の外にされるので、ラップという315プロダクションをメインにしているパートまであって嬉しかったです。そもそも、女性アイドルの中に男性アイドルが入って歌うってなかなかないことですからね。『なんどでも笑おう』のときもそうでしたけど、このアイドルマスターというシリーズは結構異端だと思います。2次元アイドルの中でもそうだし、3次元でもそう。最近3次元アイドルの方たちにはまって改めて思いましたが、男女混合でしかも事務所も違うアイドル達が一堂に会してMV撮ってるなんてすごいことですよね。なのでアイドルマスターが男女混合だろうが一緒にしてくれることや、そもそもJupiterや秋月涼をはじめとするアイドル達を見捨てないでくれて本当に感謝です。
ここからはMVの中身のことを。
動いているアイドルたちと公式の本気
まずはたくさんのスタッフ総出で描かれたアイドルたちですよね。私はアイマスのぬるぬる動く手描きのアニメーションがなにより好きだったりします。『M@STER PIECE』の衝撃は忘れられないほどです。
なので、今回これまでアニメなどに携わってきた方々たちによる手描きアニメーションでアイドルたちが動いている姿を見ることが出来て本当に嬉しいです。一部のアイドルのプロデューサーには見慣れた感じかもしれませんが、SideMましてやシャニにおいてはほぼ初といっても過言ではありません。そして動いて、踊っている。これほど嬉しいことはありません。
実は私は3DCGのMVがあまり好きではありません。もちろんすごいとは思うのですが、髪の一房までもが動いている手描きならではの抑揚というか止めハネがしっかりされている手描きアニメーションが生きているなぁと感じるのです。しかも今回のアニメーションはモーションキャプチャで撮ったものを原画に書き起こしたと聞いています。その数15人。しかもフォーメーションダンスなども多く、膨大な作業量だったことでしょう。
さらには絵描きのだれもが書きたくないようなこの構図。素晴らしいです。
スタッフの皆様、本当にありがとうございます。そのおかげでぬるぬる動いてプロデューサーは感激です。
なによりすごいのが、みんな一貫してアイドルマスターのアニメの作画なのに、プロダクションごとに顔付きに各々の特徴が出ていることです。
サムネにもなっている冒頭の春香。アニマスというよりかは昔のアイマス、という感じがします。Twitterではシン・アイドルマスターが始まるとかなんとか言われていましたが、凛々しくてかっこいいです。
私の大好きな765プロの真の顔です。元気はつらつさのある765プロ。少しミリオンより。
デレアニでたくさん見たあの美波の顔。なんだか懐かしいです。
同じ765プロでも瞳の間から白目が多く見えているのがミリオンライブ。
やはり男性らしい顔付きのSideM。アニエムよりかも曽我部さんのキャラデザに近い気がします。
他のどこよりかもまつ毛バサバサのシャニマス。ハイライトの位置が中央寄りなのもポイントですね。
こんな感じでもっとひとりひとり見ていくとそれぞれ違いがあって面白いのですがいかんせん目が足りません。スクショを撮るのに0.25倍速で見たのにそれでも目が足りません。ここまでこだわりをもってMVを作ってくれたスタッフさんに強く感謝です。
宇宙への旅立ち
今回のコンセプトムービーのタイトルは『VOY@GER』。普通の意味でいえば『航海者』ですが、MVで星空や宇宙らしいセットで踊っていることや歌詞を見るに宇宙探査機のボイジャーのことを指しているらしいです。宇宙か....ついにアイマスは宇宙へ進出したか。
ここに関しては難しいことは分からないので、私がTwitterでへぇ~!と思ったツイートを貼っておきます。
ボイジャー(宇宙探査機)は『発射した時期が良かった』から太陽系のその先へ行けたけど、時期が悪ければ理論上は木星辺りまでしか行けなかったと言われているので
— こいる (@coil_nat) 2021年8月25日
それをアイマスの「コンセプト」として名付けたのは中々すごいと思う。
アイマスは「発射した時期と運が良かった」と。
ボイジャー(宇宙探査機)は惑星の引力を利用したスイングバイ航法によって加速力を得て飛んでいったので
— こいる (@coil_nat) 2021年8月25日
アイマスがVOY@GERをコンセプトに選んだってことは
アイマスは自力ではこんなに長く遠くまで飛んでいけなかった(ファンという惑星の引力のおかげで飛べました)というメッセージなんだよな
たとえ運が良かったとしても今この瞬間まで私たちの応援があってアイドルマスターが続いてきたことは変わらないし、これからも続いてく、探索していくという意味は最高だと思います。
なるほど、
— λ(ラムダ) (@Lambda39) 2021年8月26日
歌詞の「木星の雲 ステップ踏んで 土星の輪っか ステージにして」ってオシャレだけどなんでこの2つの惑星なのかと思ってたら、ボイジャーが長距離航行のために惑星の引力を使ったスイングバイ航法で使ったのがまさに木星と土星なのか
#VOYAGER pic.twitter.com/eZYwxU9lXh
しかもこの木星であるJupiterがアイドルマスターに存在しているという事実がエモですよね....
#VOYAGER のMVココ好きポイント!
— まんだむ (@manndamm) 2021年8月25日
2番「飴色のレコード」の部分でこの並びになってるのが最高すぎて変な叫び声出た。
左から新田美"波"(海洋学者の娘)、天"海"春香、古論クリス(元海洋学者)と並び、途中で後ろから久"川"颯が出てくるの…… pic.twitter.com/skSyYxXJat
宇宙探査機だけでなく"航海者"という意味で海に関連するアイドルが登場するのがすごく良いですよね。デレマスの総選挙がもう一歩早かったらここに七海ちゃんがいたのだろうか。
作られた存在とそこにいる存在
今回のMVで印象的なのは冒頭と最後の春香のシーン。
冒頭では春香を筆頭とするアイドルたちがレーザーによってつくられている様子から始まります。これこそ、この世には存在しない2次元の存在、バンダイナムコが作りだした存在という意味で少しヒヤッとしました。
しかしMVの最後では、これまであった背景が消え、セットで撮影していた風景が映し出されます。しかもセット自体やカメラが映っている一歩引いたものとして。これから、実際に天海春香が存在していてMVを撮影していたという作られていないそのままの存在になるんですよね。
最初はゲームの中の存在だったけれど、今はもう私たちと一緒に生きているんだよね。
そしてこのMVがすごいところは最後のこのシーンですべてが合成されて作られていたことが分かること。冒頭の作られていく様もそうだし、何よりアイドルは一人ずつ撮影しているんですよね。それがああなるんだ....というかこの世界でもソーシャルディスタンス保たなくても良いのよ?
衣装とともに染まっていくアイドルたち
私がこのMVで一番気になったのは衣装です。かなり変化があるんですよね。
最初は白地にうっすら灰色が入ったデザイン。スカートの子もいればパンツスタイルの子もいてバリエーション豊かです。
その衣装が、『VOY@GER』という文字とともに赤色に変化します。ここから後ろの電飾板も黒だったのが一気に明るくなり、電脳空間に入ったかのようになります。
その後は衣装の大部分の色や模様がコロコロと変わっていきます。動いているのも未来っぽい。もとの赤色の部分は黒くなっています。ピンクを基調としたときと青を基調としたときが特に目立っていますね。
サビ前の「指をかすめたきらめき」から星空のようなデザインに。こちらも赤かった部分は黒いままです。
サビが終わるまでは赤いデザインに戻りました。CDジャケットもこれですしこれがベースのデザインのようです。
間奏からラップの部分は赤い部分が水色に光っているデザイン。全員いるバージョンのCDジャケットもこれですね。近未来感ハンパない。
ここからラスサビまでは赤いデザイン。
ラスサビ冒頭で変化が起きます。赤いデザインに水色の電子装飾っぽいものが増えます。襟や袖、チェーンなどが増えているのと同時に、赤いデザインの面積や細かいデザインが増えています。
曲が終わった瞬間に元の赤いデザインに戻ります。わかりやすくて何より。
最初は白い衣装だったのに、そこからさまざまに変化していって、アイマスらしいカラーリングになって、そこからさらに進化していくという構図がとてもアイドルたちの成長と重なって。いろんなものに染まって、進化していって、アイドルマスターが進んできたんだなというのが衣装からも感じ取れた気がします。
なんだかもう語っていくと長くなってしまうので今日はこのへんで。
見ても見ても見たりないですよね、このMV。15人をまず目で追えないし、みんな最高に可愛くてかっこいいから目移りしちゃう。明日も目をかっぴらいて凝視しようと思います。
本当にアイマスが推せる。みんなが大好きだ。なんだかんだ離れてしまってもまた戻ってこようと思えるし愛は消えないや。
とにかく、アイマス最高~~~~~~~~~~~~~!!!!
みなさんもぜひMVやCDをチェックしてみてくださいね!
(このほかにも各プロダクションverのCDが発売されています!!)
ではまた!