めんどくさがりな人向けイラストメイキング
こんにちはかえるマニアです。さて今回は!一回やってみたかったイラストメイキングをやっていこうかなーと思います!
が!そんなに絵もうまくないし雑なので、「それでもいいよ!」「他人の絵の描き方が知りたい!」という方向け!!というわけでレッツラゴー!!
使用ツール
● MediBang Paint Pro
無料のお絵描きソフトで、パソコン版とスマホアプリでもリリースされています。私はパソコン派なので、パソコンの画面で説明していきますが、ツールなどは同じなのでスマホでも出来ると思います。
●ペンタブ
普通の板タブ。私のはクソ古いWACOMさんのです。使えればなんでもオッケー!
●(Illustrator)
最近練習中なので背景はイラレで描きました。メディバンで描いても全然オッケー。
メイキング
今回は、『ヘタリア』からイギリス、『SideM』から九十九一希を、衣装交換したデフォルメ絵を描いていきます。
線画、塗り方はヘタリア原作の日丸屋先生に似せていきます。
(メイキングはイラスト部分のみ)
1.ラフ
なんとなくざかざか描きます。ちなみにキャンパスサイズは1000×1000。
デフォルメを描くのは得意じゃないのでこの時点で苦戦してます。
ジグザグにしてくびれつくっといたら見ばえいいやろっていう考えで進めていきます。
さっきの雑なラフの透明度を下げに下げてから、新規レイヤーに少し細い線で細かく描いていきます。まだラフなので雑ですが、線画にしたい部分はちゃんと描きこんでいきます。顔などのサイズ調整もしてバランスを取ります。
日丸屋先生のデフォルメ絵に近づけたいので意識して描いていきます。
2.ペン入れ
さっきのラフを下地にして、新規レイヤーでペン入れしていきます。ブラシは普通のペン、サイズは3です。色は後から変えれるので何色でもいいです。私は赤よりのこげ茶を使いました。
ブラシサイズを下げて、隙間や線を太くしたい部分を修正していきます。
ブラシサイズを下げて、隙間や線を太くしたい部分を修正していきます。
あとでバケツツールで色を塗っていくので開いている部分が無いようにします。
こことかそことかあそことか。
これをやるだけで線画がのクオリティが上がる気がします。
3.色塗り
色をバケツツールでざっくり置いていきます。そのあとペンでちまちま塗れていない部分を埋めていきます。これが地味にめんどくさい。
このときのレイヤーはこんな感じ。(イギリス)
肌が一番下、髪が一番上、服はその中で適当に。もちろん線画はすべての上ですよ。
線画には描いていない部分の塗り分けをしていきます。
イギリスのシルクハットのリボン(?)の部分で説明をしていくと、
まず白で塗っておいたレイヤーを選択します。
次に、レイヤーパネルの左上にある『透明度を保護』というボックスにチェックを入れます。これにチェックすると、塗った部分にだけ上から色を塗ることが出来ます。この後も乱用します。
白地の上から紺と赤で塗り分けました。
注意点としては、これはあくまで『上書き』なことですかね。消しゴムかけたら下の白も消えます。
同じ要領ですべての模様をつけたのがこちら。
死ぬかとおもた....(面倒くさかったところは普通に新規レイヤーつくって描いた)
どこまでを線画にしてどこまでを模様として入れるかというのは、完全にその時のやる気の有無です。線画で描いてもいいけどめんどくせーって思うのでほぼ後者で入れてます。それも面倒くさいですが。頑張れ。
4.影つけ_肌
肌を塗っていきます。
まずは『透明度を保護』にチェックを入れて、薄い赤でおでこらへんからエアブラシでグラデーションを入れます。耳の上、首元、ほっぺにも入れます。
影を入れていきます。元の肌レイヤーの上に新規レイヤーをつくりクリッピング、乗算に設定します。乗算なので色はうっっっっっっっすいピンク。(普段は赤寄りの薄いピンクですが、日丸屋先生リスペクトなので今回は紫寄りで入れます。)
二重幅や耳などはさらに薄い色で入れます。
ブラシはゆるのさん作の水彩ブラシ(以下ゆるの水彩)です。
(この方のメイキングのほうがムチャクチャためになるのでぜひ...!)
ブラシ詳細はこんな感じ。
混ざりやすさと色補充はその都度変えて使ってます。
肌はいったん終了。
5.影つけ_髪
九十九先生の髪を塗っていきます。
まず髪レイヤーに『透明度を保護』をチェックして、髪色より少し暗い色で下半分くらいにエアブラシでグラデーションを入れます。
髪レイヤーの上に新規レイヤーを作り、クリッピングと乗算を設定します。
これまた薄い色、ゆるの水彩で髪の流れを描いていきます。これはクソ苦手なのでなんとなくそれっぽく見えるように入れておきます。
描いた流れの先を、ぼかしブラシでぼかしておきます。気休めです。
乗算レイヤーの上にさらに乗算レイヤーをつくり、クリッピングしておきます。
同じ色で全体に色をべた塗りした後、頭のてっぺんと毛先を消しゴムで消します。
頭のてっぺんはハイライトになるのでなるべく綺麗な丸になるようにします。
毛先はエアブラシでなじませます。
頭のてっぺんの丸の縁を少し濃くしたゆるの水彩でなぞります。
ちょっとはっきりします。
ハイライトを入れていきます。乗算レイヤーの上に加算・発光レイヤーを作りクリッピングします。紫寄りの濃いピンクをゆるの水彩で光が当たってそうなところに適当に入れます。
さらにハイライトを強調したい部分は、少し細くしたゆるの水彩で白を入れていきます。
もう一度同じように加算・発光レイヤーを作り、今度はエアブラシでふわっと明るくしていきます。
同じレイヤーに濃いピンクのゆるの水彩で細かいハイライトを描いていきます。適当に大きさの違う円を入れました。
これで髪は完成です。
イギリスも同じように塗りました。
ちなみに普段はおくれ毛のような髪を書き足すのですが今回描き忘れました泣
別イラストですが普段はこんな感じで入れてます。
6.服_影つけ
まずひとつひとつ塗り分けたレイヤーに『透明度を保護』をチェックしてグラデーションを入れていきます。特に金色の部分や金属の部分は超大事です。濃い色と薄い色どっちも入れるといい感じです。
気がすんだら、服のレイヤーをすべてまとめます。このあと戻せないので注意です。
影をいちいち塗るのが面倒なのでまとめちゃうずぼらぶり。
服レイヤーの上に乗算レイヤーを作ってクリッピングします。
薄い灰色をゆるの水彩で適当にざかざかのせていきます。影やらしわが天敵なのでなるべく適当に、でもそれっぽく見せたい。そういうときは必殺・ぼかしです。
(地味に服を書き足しているのは内緒です)
死ぬほどわかりづらいですが、一部分だけぼかしています。
白地に影のみでやってみます。まず適当に影をざかざか。
一部をぼかしました。
赤い丸の部分をぼかしています。が、水色の線のところはパキッとするようにぼかしをかけないようにしています。
このぼかしがなんか絵上手く見えるんじゃね!?っていうポイントだと思ってます。
そんなこんなで髪と同じようにハイライトを入れます。これで服は完成。
イギリスも同じように塗ります。
7.目の色塗り
まずは肌より上に新規レイヤーを作り、白目の部分をペンで塗ります。
そのあと『透明度を保護』をチェックを入れて、赤寄りの薄いピンクをエアブラシで上のほうに入れます。
そしたら、チェックを外し、白目と肌の境界をぼかします。
白目のレイヤーの上に新規レイヤーをつくり、瞳の色をべた塗りします。
クリッピングした新規の通常レイヤーを作り、上のようにサイズ1のペンで描きます。主張が強いなと思ったらガウスぼかしをかけても良きです。
さらに新規レイヤーを作り目の上3分の1に線画と同じ色でグラデーションを入れます。
そのあとサイズ1のペンで、いかにもペンで塗りつぶしたんですよ風を装って線を書き込みます。
べた塗りのすぐ上に加算・発光レイヤーを作ります。
べた塗りより少し明るい色でグラデーションを下3分の1に入れた後、同じ色で真ん中くらいにペンでちょんちょんって描きます。目が若干キラキラします。
最後にエアブラシで下側に白を少し入れます。
レイヤーはこんな感じ。
すべての一番上(線画より上)に加算・発光レイヤーを作ってペンで目のハイライトを入れます。
3か所ずつ入れました。
一つ前の状態でも全然いいのですが、日丸屋先生に近づけたかったので線画を少しいじりました。
これで目は完成です!
九十九先生も同じように塗りました。
8.仕上げ
ほっぺに薄い赤を入れて、目のハイライトと同じレイヤーにほっぺのハイライトも追加しました。かわいい。
肌レイヤーの上に加算・発光レイヤーをつくり、肌にもハイライトを入れます。ほっぺの側面と耳に入れました。
線画の色を変えます。線画のレイヤーの『透明度を保護』をチェックし、薄い赤のエアブラシで顔周辺の線画をふわっとさせます。一気に線画がなじみます。肌の近いところは入れたほうがいいです。
そしたら.....
イラスト部分完成~~~~~!!!!!!いぇ~~~~~~い!!!!
結構いい感じでは!?(自画自賛)
9.背景
メディバンで縁取りしたあと、イラレにぶち込み数時間ひねくり回したのがこちら。
これにて完成!!!!!お疲れさまでした!!!!!!!!
(メイキングって案外めんどくさいんだね......)
さて!こんな感じでしたがいかがだったでしょうか!たぶん死ぬほどわかりづらかったと思います。普段感覚でやってることって説明難しいですよね.....
まぁ一回やってみたかっただけなので!!ご愛嬌ってことで!!!
とりあえず同じようにして塗ったイラストを貼って終わりにしたいと思います!
というわけでおしまい!!クソ長いのに最後まで読んでいただきありがとうございました!!